ここは、田舎から出てきたどこーにでもいそうな学生≪ちくわ≫が、日常に流れているあれやこれやを拾い集めて、ある日はすりつぶし、ある日はこねまわし、ひそやかに物語に練りなおしてゆく――そんな場所なのです。

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ぼくは巡り巡り巡り巡り巡ってく(2015年がおわる)

時間が経つのがはやすぎる。それはつまり、時間を区切るのがはやすぎるということだろう。ブログを毎日書くなんて書きすぎだし、新聞を毎朝読むなんて読みすぎだし、おそ松さんも線型代数も毎週やってちゃ頻繁すぎるし、月イチで捨てられてしまうカレンダーの風景写真はもう少しゆっくり眺める暇がほしいし、新しいアニメが始まるのが三ヶ月おきではとても追いつけないし、期末試験が半年もしないうちに巡ってくるのは信じられないことだし、君と会えるのはもっと時々で良いかもしれないし、まだ365日しか経ってないのにもう過去を振り返るなんて ― いくらなんでも焦りすぎているかもしれない。

1年を振り返るべきなんだろうけど、なぜだか1年前より2年前のことをよく思い出す。2年前にようやく戻ったような、ようやくあそこからリスタートできるような、そういう気がするんだ。……身もフタもないことを言えば、実際に学年(?)と立場がそっくりそのまま2年前の状態に戻っているんだけどね。ほんの少しの経験値(とわずかな単位)を増やした、強いふりしてニューゲーム。

2年前の今日に初めて会った友だちのことを思い出す。今こんなところで書くのも変な話だけど、なんだかんだ、君のおかげで楽しかった。君と会っていなかったら、こうして2年前を区切りになんかできていなかったかもしれない。あれこれがあれこれしてあれこれした、あれが始まってそれが終わるところまで、あれもこれも全部この2年に収まるのかぁ、なんて思うと、本当に笑えてくる。そこを生きているぼくにとっては、全部全部現在の必死な出来事だったんだよなぁと思うけど、こうして終わってしまえば2年間だったという言葉でまとえてしまえるこの感じ。本当にいろんなことがあったし、いろんな人に会った。そしてまた、ここに戻って来た。

何ごともなかったように2016年は2013年に接続されて、でももちろん、何もなかったわけではなくて。2年前のぼくは「18歳のぼくにさよならした2012年、19歳のぼくにさよならした2013年」みたいなふうにまとめてて、実際2013年の終わりが本当にひと区切りだったと思うけど、あれから早くも2年が経って、その後のはちゃめちゃな2014年-2015年ともさよならだ。まったく、どうしてぼくはこのぐらいぐちゃぐちゃに生きないと「リセット」さえできないのだろう、と不器用さに苦笑する。

はちゃめちゃでぐちゃぐちゃ、それでもとりあえず、この2年、ずいぶんとまあ明るく生きるようになったと思う(わざわざ文字にすることでもないと思うけど、大晦日テンションなので許してほしい)。そういえば、らららぎさんと初めて話したとき ー ねぎくんと3人でskypeで話したときだったはず ー 「最近『楽しい』と思えなくなってる」というぼくに彼が、楽しいと思うことをリスクとして捉えてるからじゃないかと(どんな表現だったか忘れてしまった)言ってくれて、まぁあの言葉自体にどのくらい直接の影響を受けたのかは、今となっては定かではないけれど、ともかく少なくともあれは象徴的で、あの辺からよぉぉやくそういう考えから脱却しはじめたように思う。だからあみめでぃあ第1号に書いた「約束」の話は ー もう今ではリアルには思い出せないけれど ー 本当にぼくにとって切実な話だったのだ。たったあれだけのことを「口にする」ことが、ぼくにはできなかった。なゆちゃんじゃないほうのなっちゃんというか、あめくんじゃないほうのあめちゃんが、「懐古ちくわ→(脱皮)→??? という変化が見られる」みたいなこと言ってくれて、ああ、見てくれてるひとは見てくれてるんだなぁとほっとした。ぼくは脱皮して一体なに(「???」)になったのだろう。

  *  *  *

そういうわけで、2015年が終わるらしい。デロリアンは現れず、使徒も現れず、未来と呼んでいた時間はぼくらを素通りして過去になってゆく。思えば中退してフリータ期間を挟んで再入学してと、文章で書くとわけのわからない1年だったけど、実感としては「今年はおとなしく過ごしていた」という気持ちが強い(なんかずっと本読んでた気がするし)。それを言えば去年も受験して中退して入学してという1年で、やっぱり年末には「そのへんのことはよく覚えてない」みたいなことを書いたような気がする……そう、去年のことを思い出そうとすると、そのへんのことよりむしろ年末あたりのあのどんよりとした気分を思い出す。ああ、それで今年の2月につながるんだっけ…本当につらい冬だった。思い出したくもない。ああ、やっぱ今年いろいろあったね!あったあった!

ともかく1月や2月は全体的に色々やばいやつで、楽しいこともたくさんあった記憶があるんだけど、本当はそんな場合じゃなくて、ともかく2月の終わりにどかーんともういろいろあれがそれして、というかまあ完全にぼくが悪かったんだけど、そこから立ち直る暇も与えられないまま、大学をやめて、とつぜん蕎麦屋のバイト?に突入した。君だよー君なーんだよーとか言ってたころだよね。

地下に幽閉されていた半年間に関しては、十代のぼくの供養という八文字で説明がすんでしまって、本当にもうそれ以上でもそれ以下でもなかった。終わってからもっと思い出すかと思っていたら全然思い出す機会がないし、なんなら昨日は店跡の大掃除を手伝いに行ったのだけれど、テンプレ以上の感傷を抱くこともなく。とはいえ、無難な言い方になってしまうけれど、「色々勉強にはなりました」。かなり特殊な条件下とはいえ、自分が働いてるパターンを想定できるようになったのもよかったと思う。ぼくは社会に放り出されたら生きていけないにちがいないみたいな思い込みが割と強くあったから。

その間に同級生が社会人になったり実家が宮崎から消えたりして、気づいたら夏になって(早送りした)、秋には1年半前にいたほうの大学に戻った。そこからは平穏な日々。書いておくべきこととすれば、一時的に一人暮らしが中断して、春からこちら母と暮らしていた。ぼくのメンタルがいつになく安定していたとすれば間違いなくそのおかげなので感謝してもしきれない。。。もうすぐまた一人暮らしに戻ります。

  *  *  *

デジアドが帰って来たり、すべてがFになるがアニメ化されたり、物語シリーズを読み終えたり(オフシーズン「いつからシリーズが終わったと錯覚していた?」)、小中高の各時代のぼくが緊急召集された感じのてんやわんやだった2015年は、ドタバタと役目を終えて、お祭り騒ぎのまま2016年に突入するらしい。あみめでぃあ買ってね☆とか、ねぎくんやうりちゃんと4人で遊んだあの春の日すごく楽しかったとか、今年はやっぱりあの子にも会わかなかったなとか、当然のようにあの子にも会うことはなかったとか、大阪の彼にもそういえば会えなかったとか、宮崎にいるあいつはどうしてるんだろうとか、某氏は東京で芝居やるんじゃなかったのかとか、静岡のあの子に年賀状返し損ねたまま一年経っちゃったとか、あっと各位ラブやで~とか、言いたいことは死ぬほどあるんだけど、時間もなくなってきたので、あとは2016年のぼくに任せることにしませう。

もういい加減いいだろって誰かに言われてるかのように、本当に毎年のようにいろんなことにケリがついていって、さすがにもう最後なんだろうなって思った。今年はのっけから神戸の小学校の同級生と東京で再会して、宮崎の友だちとは神戸に寄り道して、中高以降に仲良くなった人たちと宮崎で遊んで、二十代になってできた仲間と福岡に出かけて、昔好きだった子と一緒に蕎麦屋をやって、ぼくの居た世界と居る世界は何重にも何重にもダブっていった。どれもこれも、本当に楽しいことだった。懐かしいとか初めてとか、そんなことがどうでもよくなるくらい、楽しかった。2016年も楽しいといいな。昔のぼくはどうせ勝手に出て来てくれるんだろうから — 今度こそ、今度こそ、ぼくは勝手に歩いていくよ。

ノシ
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アドベントカレンダーはめくれても、オフトゥンだけはめくらせるまい

寒い朝。
ぬくぬくとしたオフトゥンは優しくぼくを包み込んでいた。
そのラブに溢れたオフトゥンの中で、ぼくはきっとこのままずっと、ずっとずっと、それこそこの世界が消えてなくなってしまうような遠い未来まで、ただただこうやって丸まっているのだろうと思えた。
それはとっても幸せなことであり、この幸せは誰にも奪うことなんてできやしな

??「ちくわさん! ちくわさん!」

ぼくは何者かによって叩き起こされた。
体のまわりからオフトゥンが消える。
オフトゥンを返せ!!
ぼくのオフトゥーンだぞ!!!

??「オフトゥーンじゃないですよ、今日からディッセンバーなんです!」

声の主は、不満そうにそう言いながらも、ちゃんとオフトゥンを返してくれる。
話せばわかるやつだ。
世界は平和だ。

ぼく「そうか、やけに寒いと思ったら、もうディッセンバーなんだね。じゃあおやすみ」
??「夢の世界に戻らないでください! 12月になったらやることがあるでしょう!」
ぼく「そうだ、12月といえば冬眠だ。健やかで穏やかな眠りが求められている」
??「これを見てください」

2012年12月(15)
2013年12月(9)
2014年12月(17)

ぼく「これは?」
??「当ブログ『練物語』の、月別アーカイブの抜粋です。過去三年の『12月』にどれだけ記事を書いているかを表しています」
ぼく「なるほどね。昔のぼく、がんばったなぁ。よく書いたよ、えらいえらい。ばたりぬす」
??「隙あらば寝ないでください! 私はブログの記事を書いてくださいとお願いしにきたんですよ!」
ぼく「ブログの記事...?」
??「つまりですね、これまでのデータから言うと、ちくわさんは12月になると急に頭がおかしくなったかのようにブログを書き始めるんですよ。だからきっと今年も書くにちがいないと思ったわけです」
ぼく「いや、ほんとに書いてほしいんならその『頭がおかしくなったかのように』は要らないよね」
??「そういうわけで、私が馬脚を現したというわけです」
ぼく「馬脚を現してどうすんだよ。そういう西尾維新の劣化版みたいな小ネタ挟むのやめてよ」
??「要点を言えば、ちくわさんには去年同様、アドベントごっこをやってほしいのです」
ぼく「アドベントごっこ...? というと、クリスマスまで毎日記事を書くという、あの...」

説明しよう、アドベントごkk

??「そうです。もはやアドベントカレンダーの要素はほとんど消え去っていながらも、季節感のあふれるイベントが大好きな日本人精神を発揮して、がりがりと頭がおかしくなったかのように毎日ブログを書くやつですよう」
ぼく「ぼくに頭がおかしくなってほしいと言ってるようにしか聞こえなくなってきたよ...」
??「聞こえなくなってきたところで、さっそくひとつめの記事を書いていただきたいのですが」
ぼく「いや、待って、待って、いろいろつっこみたいことはあるけどさ、まず、もうちょっと普通に始めようぜ」
??「はあ。普通ですか」
ぼく「そうそう、こんな大掛かりな仕掛けいらないよ、普通にヒトコト言ってくれれば、『11月はこんな月であった』とか、月の変わり目にはどうせ書くんだからさ!」
??「いえ、ちくわさん的に、原点回帰と言いますか、『ぼかぁこういうブログが書きたかったんだ!』みたいなものを再確認した方が、アドベントごっこも長続きするかと思いましてね」
ぼく「んんん?」
??「ちくわさんも歳を重ねてだんだんとブログが書きづらくなってきた頃合いかと思いまして、いったんこう、どかーんとちがう雰囲気でやってみたほうが、楽しいんじゃないかと思ったわけですよ」
ぼく「なるほど、まぁそう言われると、なんだか忘れていた空気感を思い出すような気が、しないでもないなぁ」
??「このノリツッコミだらけの対話型でだらだらと話が進んでゆく感じ、なんだかブロードバンド黎明期の個人サイトの香りを感じませんか」
ぼく「なんかそうやって解説されると身もフタもないな!!」
??「私はただちくわさんには楽になってほしかったのです。楽になって、好きなことを、好きなように書いてください」
ぼく「ふむ...」
??「去年はクリスマスまで続かずに二週間で止まってしまいましたが、うまくすれば、今年は24日間書き続けられるかもしれませんしね」
ぼく「そんなにうまくいくとは思わないけれど...まぁ、気負うなということはわかったよ」

どうやらこいつは、ただ睡眠の邪魔をしに来たというわけでもないらしい。
ぼくはとりあえず、オフトゥンを畳み始める。

ぼく「それで、初日の今日は何を書こうか」
??「そうですねえ、いきなり深遠な話題というのも難しいですし、ここは手始めに身近なお話からということで、これまで自分が目を逸らしてきた問題、プライドに塗り固められた幼稚な信念、傷つきたくない一心で大ごとにしてきた些細なミス、そういうのを書きほぐしていくところからいきましょうか」

ぼくは畳み掛けたオフトゥンをもう一度敷きなおし、
冬眠に入った。
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