ここは、田舎から出てきたどこーにでもいそうな学生≪ちくわ≫が、日常に流れているあれやこれやを拾い集めて、ある日はすりつぶし、ある日はこねまわし、ひそやかに物語に練りなおしてゆく――そんな場所なのです。

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ループすることもなく

ぼくが実家に帰っている間も、時間は進んでいて、それぞれの場所にいる人はそれぞれの場所で今まで過ごしている文化に従って生きている、ということがなんだかとても不思議だ。自分のいた場所、つまりはまた来月になれば戻るはずの場所を相対化してばかりいる。相対化しただけでは単なる安全圏からの物言いにすぎず、そんなことはわかっているのだけど、やっぱり、少し冷めた目で見てしまう。この数年、「ぼくはこれが大切だったのだ」と自分を納得させるための幻想をいくつか用意したが、考えてみれば十代の頃のぼくはそんなものなくても楽しんでいたのだし、それがいま全てにおいて再現不可能なものかといえば(かつてのぼくは再現不可能だと思っていたからこそ諦めていたが)そんなことはなくて、じゃあぼくが必死に組み立てているものはいったいなんなのだろうかと、考えてしまう。手を止めると、考えてしまう、ということか。ここ数年のぼくの選択は「とりあえずその場ではそれが一番マシだった」といえるもので、とくに間違ってなかっただろうと一応ぼくは言ってきたし、その点については今でもそうだったと思うけれど、じっさいのところ今ぼくはどうして向こうであんな生活をしているのだろうか、とついつい考えてしまう。ほかにどうすればよかったのかと言われればとくに代替案があるわけでもないし、どうせ向こうに戻れば向こうのぼくがそこそこにうまいことやってくれるのだろう。ああ、もっとずっと夏に続いていてほしい。

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