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ここは、田舎から出てきたどこーにでもいそうな学生≪ちくわ≫が、日常に流れているあれやこれやを拾い集めて、ある日はすりつぶし、ある日はこねまわし、ひそやかに物語に練りなおしてゆく――そんな場所なのです。

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9/48 編物語はゆるやかに形を変えて(さようなら2014年)

「めぐり逢い」によって、自分の過去が、自分のなかで、ようやく公認されたような不思議な感覚 ― すべての過去が意識され、すべての過去に特権が与えられたような、誤解をおそれずいうならば、すべての過去が『報われた』ような感覚に陥ります。再結合によって現れてきた「過去の新しい意味」によって救済され、未来が明るみに乗り出してきます

 

らららぎさんが以前にこんなことを書いていました。(もとの記事は現在非公開ですが、「ギークハウスで雑感日記」(らららぎの亡霊たち)に引用されていたので、それを孫引き(?)しました) もう二年前になるのですか。当時これを読んだときには、まさにそのころ考えていた通りのことが丁寧に言語化されていて震えたものでした。数学的に言えば、ぼくらの過去全てが含まれた集合の構造(並び順や関係)が次々に改められていく。編み直されていく。ぼくはそれを伏線回収と呼び続けていて、いまでもたまにそう言いますが、今年も本当にそんなことがたくさんありました。

 

18歳までの自分から脱出することのできた2012年、19歳の自分を思い出にすることができた2013年を終えて、そしてまた一年が経ったようです。またゆるやかにいくつかのものが終わっていき、いくつかのものが静かに始まりました。「ゆるやかに」と書いたのは、変化が特別ゆるやかだったというよりも、ぼくが変化というものに過敏に過剰に反応することがなくなってきているからだと思います。この数年で成長らしきものがあったとすれば、たぶんそれだけでしょう。

 

完全に余談ですが、予備校時代から読んでいた漫画(『神のみぞ知るセカイ』)が完結したり、高校時代から読み続けていたほとんど唯一のライトノベル(『ベン・トー』)が完結したり、そういえば友だちに借りて読んでいた『おやすみプンプン』も完結しました。「ああ、色々終わったなぁ」と思いました。もう定期的に読み続けているのはコナンぐらいになりましたね。そのコナンもバーボン編がようやく終わって、ああ長かったなという感じで、あっでも来年はデジアドtriが始まって……あかんあかん閑話休題しましょう、閑話休題閑話休題。

 

一年を漢字で表すという習慣はいつから始まったものなのでしょうね、なんとなく楽しいのでぼくも久しぶりに考えてみたのですけれど、今年を表すのは文句なしに【編】でいいだろうなと思います。直接的にはもちろん、延々と言葉を編んだり、編まれたものを編んだり(つまり編集したり)、していた一年だったという意味を込めて。間接的には、何度も何度も新しい物語を編み直したという意味を込めて。

 

夏のはじめごろ、らららぎさんと二人で「みんなでしんがり思索隊」をはじめました。「きあずま」と呼ばれるお題をテーマに、参加者がそれぞれ記事を書いていく共同ブログです。しんがり思索隊に関するあれこれはあちこちにこそこそ書いているので改めて長くは書きませんが、編集としても読者としても一執筆者としてもとても楽しんでいます。はじめは「二人でしんがり」だったのが、一瞬で「みんなでしんがり」に変わりました。幸せなことです。自分で記事を書くほうはあんまり進んでいないので、来年はもっと書きますね。

 

夏には、実家で大急ぎで映画もどきの脚本を書いて、街を走り回って撮影しました。数年おきに中高時代の友人と映画というの名の内輪ネタ映像作品を作っていて、2014年あたりに完結篇を撮ろうみたいな話は以前から出てきていたものの、まぁもう作らないかなと思っていたら、「いや作るでしょ起きて」みたいな感じでみんなが待機していたのです。なんだか巻き込まれることが多くなりました。母校の文化祭のエンディング映像もなぜかつくることになって、ひたすらその撮影やら編集やらに追われた夏でした。いろいろ思うところありましたが、8月最後のブログにも長々と書いたので、今回はこのくらいにしておきます。

 

秋には「かこけん」の第三号を発行して、一応編集を担当しました。いろいろめちゃくちゃなことをやってしまってほかのメンバにかなり迷惑をかけてしまったけど何とか終わって良かったです。とても個人的な話を書きつづった不合格体験記は、見知らぬ方々からもなぜか「面白かった」と言ってもらえているようで(よかったといっていいのかわかりませんが)よかったです。いつぞやに「おもりの話」を書いて保留にして以来、さすがに受験のことはどっかで完結させなければなと思っていたのですが、こんな多くの人の目につくところで文章を書くことになるとは思っていませんでした。

 

そして「編」といえば「あみめでぃあ」ですね。徹夜明けのねぼけ頭でらららぎさんと話しているときに、文フリで同人誌を出しましょうって話をしたようなしなかったような、そのあと新宿のチョコクロで「概念集」をコンセプトにしようという話になったようなならなかったような、ともかく気付いたら文芸誌を作っていました。編集は全部らららぎさんにお任せしてしまったのですが、そ、そのぶん中身を精一杯書きました。「約束」「ダブる」というテーマで二本書いたのですが、とってつけたテーマというわけでもなく、どちらの文章も、自分がようやく見つけ出した「生きやすくるための考え方」みたいなものを詰め込んだものです。踏みつけた台を何かしらの形で残しておきたいとは思っていたのですが、まさか本という形になるとは……という感じでした。

 

年末は例によって例のごとく(と言って伝わるのは一部の友人だけかもしれませんが)映画もどきの編集に追われていました。編集する時間をたっぷり撮るために夏休みに撮影したはずなのに、気づけば当日(昨日)に突入していて、みんながカニ鍋(北海道の大学に進学した友達がわざわざカニを持ってきてくれた!!!)を楽しんでいる中に必死に編集作業を続けていましたが、まぁ、こういうのが楽しいんですけどね。高校の同級生がみんな大学を卒業するので(嘘です、二年生も三年生も、大学やめたやつとかもいますけど)、こんな風に集まって騒ぐのも、最後とは言わないまでも一旦はここでひと区切りなのかなぁって思いました。

 

とにかく本当に、書いては編集し、書いては編集しと、そんなことしかしていなかったように思います。そんなことしかしていなかったというのは、それ以外は死んだような生活をしている時期が多かったという意味でありまして、もう本当に何かを書くことと編集することだけがぼくを現実世界につなぎとめていたといっても過言ではないでしょう。

 

友だちがある出版物の相談をよくしてくれて、企画の話をしたり、一緒に文章を練ったりもして、それもすごく楽しかったです。そういえば一年前の今ごろはその子と初めて会って一緒にいたんだっけってことをふと思い出します。本当にお世話になりました(なぜここでいう)。

 

月並みですけれど、今年も本当に色々な人に助けていただきました。服がない服がないと喚いていたら服を下さる方がいて、引きこもっていたらキャベツを持って来てくれる友達がいて、カレーのレトルトとか大量に送ってくれる友達もいて、これほんとに助けてもらってなかったら行き倒れてたんじゃないかってレベルのぎりぎりラインを助けてもらったように思います。そんなぎりぎりラインを生きないようにがんばりますけれど、あの、本当にありがとうございました。小さなことでも本当に色々あった。あるシェアハウスに、ことあるごとにお邪魔しているのですけれど、そこでもいろいろな出会いがあって、それについても書きたかったのですが、このままでは書き納めにならない気がするので、それはまたの機会にします。(「読む人が年内に読み納めできる時間に投稿してよ」とにぽくんにつっこまれて、その通りだと思いました) まぁともかくですね、「みんなラブやで~!」

 

大学中退とか受験とか再入学とか、そういえばあれも今年の出来事なわけですが、もうそんな話は大してぼくのなかでは重要じゃないんだなって今書いてて思いました。というか、(かこけんのところで一瞬触れた以外)この記事に書いてなかったことにいま気づきました、このまま気付かずに投稿してしまうレベルでした。一応書いたからいいよね、はい。あっ、引っ越しは大ごとだったよ。手伝ってくれた人とかありがとうね。一人暮らしは順調とは言い難いですが、これからなんとかしていきます。

 

ふう、年末年始の文章っていつももっとセンチメンタルな感じで書いていたような気もするのですが、今年はこのくらいの空気感がちょうどいいのかもしれません。なんにせよ、いいですね、年末というのは。過去を振り返ってばかりの人生はやめましたが、たまに振り返れるから、また前を向いて生きていけるんだろうなと思います。それこそ、帰郷のようなものかもしれません。年末なんて何の区切りでもないといってしまえばそうなのかもしれないけれど、それでもぼくはこういう区切りが大好きなのです。

 

来年の自分の姿が未だ見えないし、色々つらいことがありそうな予感がすでにふつふつとしています。それでも、楽しい約束もたくさんあることだし、せめてぼくらしく、いろんな糸を編んで、いろんな物語を練って、生きていこうと思います。よいお年を。ちくわでした。

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