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ここは、田舎から出てきたどこーにでもいそうな学生≪ちくわ≫が、日常に流れているあれやこれやを拾い集めて、ある日はすりつぶし、ある日はこねまわし、ひそやかに物語に練りなおしてゆく――そんな場所なのです。

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何も終わっていないけれど

また一年が終わった、といえばいいのだろうか。それとも上京してからの三年を、実家を離れてからの四年を、あるいは神戸から宮崎へ引っ越した中学入学の春からの十年を振り返ればいいのだろうか。

同い年の友人たちとちがって、ぼくはまだ大学卒業というミッションをクリアしていないので、いずれまたそこに立ち向かうことになるわけだが、それでもやはり区切りは区切りという感じがしていた。どんな気持ちでこの2015年の3月31日を迎えるのだろうかと、考えたこともこれまで幾度かあった。しかしいざそのときになってみれば、過去を大げさに振り返ったりするような気分ではなく、目の前のことに必死に取り組むことしか考えられそうにない。

それでもあえて書くとすると、終わってみれば ー いったい何が終わったのだろうか ー なかなか悪くない四年間だった。ほんまかいな。いやうん、ひどい四年間だったよ。予備校に通ってた年にしろ、初めて大学生になった年にしろ、仮面浪人してた年にしろ、この一年にしろ、「まぁこれ以上悪くはならないだろう」という予想を毎年更新していった。笑えないほどにクズまっしぐらだった。でも、たぶん、悪くはなかった。

近況について書こうかと何度か思ったけれど、どこまで書くべきかいつも迷ってけっきょく書かないみたいなのを繰り返しているので、気になる各位は直接きいてください(会った人にはだいたい話しているはず)。抽象的に書くならば、ミクロに見ればぼくらしくないことをしていて、しかしマクロに見ればやっぱりぼくらしいことをしている、という感じ。
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