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ここは、田舎から出てきたどこーにでもいそうな学生≪ちくわ≫が、日常に流れているあれやこれやを拾い集めて、ある日はすりつぶし、ある日はこねまわし、ひそやかに物語に練りなおしてゆく――そんな場所なのです。

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アドベントカレンダーはめくれても、オフトゥンだけはめくらせるまい

寒い朝。
ぬくぬくとしたオフトゥンは優しくぼくを包み込んでいた。
そのラブに溢れたオフトゥンの中で、ぼくはきっとこのままずっと、ずっとずっと、それこそこの世界が消えてなくなってしまうような遠い未来まで、ただただこうやって丸まっているのだろうと思えた。
それはとっても幸せなことであり、この幸せは誰にも奪うことなんてできやしな

??「ちくわさん! ちくわさん!」

ぼくは何者かによって叩き起こされた。
体のまわりからオフトゥンが消える。
オフトゥンを返せ!!
ぼくのオフトゥーンだぞ!!!

??「オフトゥーンじゃないですよ、今日からディッセンバーなんです!」

声の主は、不満そうにそう言いながらも、ちゃんとオフトゥンを返してくれる。
話せばわかるやつだ。
世界は平和だ。

ぼく「そうか、やけに寒いと思ったら、もうディッセンバーなんだね。じゃあおやすみ」
??「夢の世界に戻らないでください! 12月になったらやることがあるでしょう!」
ぼく「そうだ、12月といえば冬眠だ。健やかで穏やかな眠りが求められている」
??「これを見てください」

2012年12月(15)
2013年12月(9)
2014年12月(17)

ぼく「これは?」
??「当ブログ『練物語』の、月別アーカイブの抜粋です。過去三年の『12月』にどれだけ記事を書いているかを表しています」
ぼく「なるほどね。昔のぼく、がんばったなぁ。よく書いたよ、えらいえらい。ばたりぬす」
??「隙あらば寝ないでください! 私はブログの記事を書いてくださいとお願いしにきたんですよ!」
ぼく「ブログの記事...?」
??「つまりですね、これまでのデータから言うと、ちくわさんは12月になると急に頭がおかしくなったかのようにブログを書き始めるんですよ。だからきっと今年も書くにちがいないと思ったわけです」
ぼく「いや、ほんとに書いてほしいんならその『頭がおかしくなったかのように』は要らないよね」
??「そういうわけで、私が馬脚を現したというわけです」
ぼく「馬脚を現してどうすんだよ。そういう西尾維新の劣化版みたいな小ネタ挟むのやめてよ」
??「要点を言えば、ちくわさんには去年同様、アドベントごっこをやってほしいのです」
ぼく「アドベントごっこ...? というと、クリスマスまで毎日記事を書くという、あの...」

説明しよう、アドベントごkk

??「そうです。もはやアドベントカレンダーの要素はほとんど消え去っていながらも、季節感のあふれるイベントが大好きな日本人精神を発揮して、がりがりと頭がおかしくなったかのように毎日ブログを書くやつですよう」
ぼく「ぼくに頭がおかしくなってほしいと言ってるようにしか聞こえなくなってきたよ...」
??「聞こえなくなってきたところで、さっそくひとつめの記事を書いていただきたいのですが」
ぼく「いや、待って、待って、いろいろつっこみたいことはあるけどさ、まず、もうちょっと普通に始めようぜ」
??「はあ。普通ですか」
ぼく「そうそう、こんな大掛かりな仕掛けいらないよ、普通にヒトコト言ってくれれば、『11月はこんな月であった』とか、月の変わり目にはどうせ書くんだからさ!」
??「いえ、ちくわさん的に、原点回帰と言いますか、『ぼかぁこういうブログが書きたかったんだ!』みたいなものを再確認した方が、アドベントごっこも長続きするかと思いましてね」
ぼく「んんん?」
??「ちくわさんも歳を重ねてだんだんとブログが書きづらくなってきた頃合いかと思いまして、いったんこう、どかーんとちがう雰囲気でやってみたほうが、楽しいんじゃないかと思ったわけですよ」
ぼく「なるほど、まぁそう言われると、なんだか忘れていた空気感を思い出すような気が、しないでもないなぁ」
??「このノリツッコミだらけの対話型でだらだらと話が進んでゆく感じ、なんだかブロードバンド黎明期の個人サイトの香りを感じませんか」
ぼく「なんかそうやって解説されると身もフタもないな!!」
??「私はただちくわさんには楽になってほしかったのです。楽になって、好きなことを、好きなように書いてください」
ぼく「ふむ...」
??「去年はクリスマスまで続かずに二週間で止まってしまいましたが、うまくすれば、今年は24日間書き続けられるかもしれませんしね」
ぼく「そんなにうまくいくとは思わないけれど...まぁ、気負うなということはわかったよ」

どうやらこいつは、ただ睡眠の邪魔をしに来たというわけでもないらしい。
ぼくはとりあえず、オフトゥンを畳み始める。

ぼく「それで、初日の今日は何を書こうか」
??「そうですねえ、いきなり深遠な話題というのも難しいですし、ここは手始めに身近なお話からということで、これまで自分が目を逸らしてきた問題、プライドに塗り固められた幼稚な信念、傷つきたくない一心で大ごとにしてきた些細なミス、そういうのを書きほぐしていくところからいきましょうか」

ぼくは畳み掛けたオフトゥンをもう一度敷きなおし、
冬眠に入った。
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