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ここは、田舎から出てきたどこーにでもいそうな学生≪ちくわ≫が、日常に流れているあれやこれやを拾い集めて、ある日はすりつぶし、ある日はこねまわし、ひそやかに物語に練りなおしてゆく――そんな場所なのです。

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codifyについての思考をcodifyしてみる

現在AM3時あたりです、友達がAM4時に(!)用事ついでに車で拾ってくれてそのまま彼の家にいくことになっているので、先に今日づけのブログを書いてから行こうと思います。

いっこ前の記事を書いてから1,2時間しか経ってないのでネタがないです、よって話をひっぱります。(直接の関連はないです)

前の記事に書いた英単語帳の「社会科学編」を少しパラパラ見ていたら、codifyという単語が目に留まりました。

メインの日本語訳は、成文化する体系化する

一瞬、僕は日本語でこの二つが繋がりませんでした。

が、codeの動詞化と考えてみれば、確かにどちらのイメージもcodeは持っていますし、冷静に考えてみれば「あーそうか文字に起こすことって結局システマティックにするってことになんのか」と理解が追いつきました。

読書猿さんのブログに『言葉と思考の解像度をあげる』という記事がありましたが(内容というよりタイトルの表現を引っぱりたかっただけ!笑)、そもそも文字や言語に起こすこと自体が思考の体系化であり精緻化、つまりは解像度をあげることなんですよね。

ふと、人類学の先生が言っていたりんごを使った実験の話を思い出したので書きます。

同じりんごをいくつか並べ、「りんご」「福島県産のりんご」「○○ベクレルの放射線が検出される云々~~でとれたりんご」などなどの説明書きをつけて、どのりんごを買うかのデータをとったらしいのですが、意外とデータを数値で細かく書いたものは選ぶ人が多くはなかったそうです。

この実験は色々な解釈がありえますが、まず「どこまで書けば『いい感じに精緻化された』と思うか」に絶対的な解はないということは言っていいでしょう。

おそらく文字に起こすという精緻化についても同じことがいえると思います。
文字化したからといって必ずしも万人に「より厳密に理解されやすくなる」かどうかはわからないということです。


僕たちは自分の思考を少しでも自分自身にわからせるために、さらには他人にも受け取ってもらうために言葉(ときには数字、図表、楽譜)にして体系化ようとします。

そのために語彙を増やし、未知の概念を吸収し、他人がつくった世界の区切り方を暗記するわけです。

その意味で、小中学校の勉強で「暗記ばかりしている」ことはいずれ思考の精緻化に役立ちます

僕たちが接する人の大半は義務教育を受けており、受けているならそこで「暗記する」すべてその言葉は知っているからです。

同様に、世界中のあらゆる概念や”体系づけの仕方”などに触れることは「自分自身にわからせるため」の思考の精緻化にはどんどん役立っていきます。

それこそ知れば知るほど、暗記すればするほど思考はよりクリアに整えることができます。

大げさに言ってしまうと、受験その他で「暗記すること」がこれほど強いられているのはそのためじゃないのかというのが僕の中での暫定解としてあるくらいです。

とはいえ、この場合それは万人にすぐ伝わるものではありません。

りんごの脇に書かれた数値やプラトン時代の文字と同じですね。

どれだけ自分で納得のいく形にまとまったと思っても、謙虚にそれを他人に伝えようとする努力を忘れてはいけない気がします。(*)


……そのわりに全然わかってもらおうという気持ちが見受けられない記事になってしまったな!!!

あと30分もすると友達が来ると思うのでそろそろ準備します……というわけで、以上。


*そういえば某友人(この記事に出てくる友人とは無関係)は、こちらが自分にしか通じない(=他人には意味不明な)言葉をしゃべった際に、きちんとそこをつっこんで訊いてくれる。そういう人はとてもありがたい。



《2013/4/14 追記》

 みんなが読む本というものがあると、すこぶる便利なんです。それを引用するとすぐわかるし、新しい解釈を出してもすぐわかる。解釈の程度が微妙に高くなってくるのです。一つのものをみんなが読んでいると非常に便利です。そのために、というわけにはいかないけれど、パロディもつくりやすくなる。『伊勢物語』をみんなが知ってるから『仁勢物語』が面白い(笑)。『伊勢物語』を読んでいなければ『仁勢物語』は面白くないでしょう。そういうことはたくさんあって、大勢の人が知っている古典があるということ自体が非常に大事です。

(加藤周一『「日本文学史序説」補講』 p283-284)

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